
私の名前は、まい(仮名)。
26歳で都内のクリニックで医療事務として働いています。
患者さんと接することも多く、どちらかというと人と話すのは好きな方。
でも、自分からグイグイ行くタイプではなく、少し控えめで、どちらかというと聞き役になることが多いです。
今の職場は、大学卒業後、新卒で入社して4年目。
仕事は安定していますが、自由に使えるお金は少なく、休日も特にやることがない日々が続いていました。
不安はあるけど…少し期待して始めてみた
「また旅行?」「新しいバッグ買ったの?」
大学時代の友人たちが楽しそうに話すInstagramの投稿を見ては、ため息をついていた。
都内のクリニックで医療事務として働いている私は、手取り18万。
家賃と光熱費、スマホ代を払ったら、残るのはいつもギリギリ。

「このまま何年も、変わらないのかな……」
そんなある日、Instagramで流れてきた“在宅で月10万”という広告。
自分で言うのもなんだけど、顔は悪くはない…たぶん。
でも、派手さはなくて、地味な方だと思う。
それでも“顔出しなしでもOK”って書いてあったから、
案外いけるかも…と、少しだけ前向きな気持ちになった。
登録までは勢いでできた。
でも、実際にやってみたら、私はすぐに壁にぶつかることになる。
チャットレディに挑戦したけど3日でやめた
「顔出しなし・スマホだけでOK・在宅で月10万」
広告に書いてあったその言葉に、ちょっと心が動いた。
本当にそんなにうまくいくとは思ってなかったけど、“ちょっと試してみたいかも”という気持ちが芽生えて、登録までは勢いでできてしまった。
プロフィールには「明るくて癒やし系のOLです」と書いて、当たり障りのないイメージ画像も添えて、
深夜の静かな部屋で初めての待機画面を開いた。
最初の1日目、2人と話すことができた。
でも、どちらも5分と持たなかった。
なにを話していいかわからなくて、私ばかり質問してしまった。
向こうも困ったように笑って、「また来ますね」と言って去っていった。
2日目は1人と5分ほど話した。
ちょっとテンション高めの人だったけど、話の流れをつかめず、またすぐに退室された。
自分の話し方が悪かったのか、声に魅力がなかったのか、何かがダメだったんだと思うと、待機中もどんどん自信がなくなっていった。
3日目も同じ感じ。
誰とも長く話せず、待機時間だけがどんどん増えていった。
不安と焦りで心が折れて、私はそっとアプリを削除した。
合計で待機時間は5時間、お話できたのは20分程度。
稼げた金額は、1,000円ちょっと。
「やっぱり、私には無理だったんだ……」
そう思って、チャットレディへの挑戦はなかったことにした。
半年後、後輩の一言が再挑戦のきっかけに
チャットレディをやめてから半年。仕事も生活も、何も変わらなかった。
相変わらずお金に余裕はなくて、コンビニのお弁当を買うだけでもためらう日があった。
そんなある日、職場の休憩室で、年下の後輩がぽろっと言った。
後輩:実は私、副業でチャットやってるんですよね
私:チャット?
思わず聞き返した。
私:え、それって…チャットレディ?
後輩は「うんうん」と軽く笑ってうなずいた。
後輩:ノンアダで、顔出しもしてないですけどね。週2くらいで月5万くらいにはなってます
私:(え、まって、私それ…昔ちょっとやったけど、無理だったやつ…)
心の中でそう叫んだ。
でも、ちゃんと話を聞いていくと、後輩は特別なことはしていなくて、「声のトーンだけ気をつけてます」とか「朝か深夜にやると人多いですよ〜」とか、そんな些細な工夫を積み重ねてるだけだった。

自分がやめたときは、何も知らずに“いきなり飛び込んだ”だけだったんだと思った。
「もしかして…やり方を知っていれば、私にもできたんじゃない?」
その日から、私の中で“もう一度やってみよう”という気持ちが、少しずつ芽生えはじめていた。
次回、再びチャットの世界へ
「もしかして…やり方を知っていれば、私にもできたんじゃない?」
そう思った私は、半年ぶりにもう一度チャットレディのサイトを開いてみた。
相変わらず、可愛い子がたくさんいた。
でも今回は、後輩からいろんな話を聞いていたから、どんな風にやっているのか、ちょっとだけ興味がわいて――
待機画面をのぞいてみた。
すると、笑顔で手を振っていたり、コスプレしていたり。
みんなそれぞれのやり方で、自分を見せていた。
私に足りなかったのは、きっと“これ”だった。
今度は、前より少しだけ準備して。前より少しだけ、自分に期待して。
――そして、ここから“再挑戦”の本番が始まった。
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